Takahiro Koike
『BRUTUS 村上春樹』が2冊!

といっても上下セットではなく、下巻が2冊…。少し先に帰宅していた娘が、「パパ、今日学校の帰りに友だちと本屋に寄ったから、欲しがってた村上春樹の本を買ってきたよ!」と、得意げな顔(上巻はすでに奥さんが購入済)。
その日は夫婦で映画『ドライブ・マイ・カー』を観ていました。鑑賞後、余韻に浸りつつ書店に立ち寄り、下巻を購入していたのです。実は少し前に、娘とこんなやりとりをしていました。
娘「パパ、本屋さんに村上春樹の本売ってたよ!」
ぼく「へぇそうなんだ。買いに行きたいけど、なかなか行けなくて…。で、買ってきてくれたの?」
娘「えっ!? 買ってきてないよ」
ぼく「なんだ~、気が利かないなぁ…」
娘「えへへ」
ぼくが今日買わなかったら、とってもいい話で終わっていたはず。が、まさかの同じ日に2冊! 確かにこの前、欲しいっていったし、それを覚えていて、気を利かせてくれたのはうれしいさ。けど、あぁ寄りによってなぜ今日なの~(泣&笑)。映画を観たら、やっぱり買っちゃうでしょ?(監督の濱口竜介さんのインタビューも掲載されている)。
まぁ、ぼくも奥さんも娘も、同じ日に村上春樹さんのことを考えていたのは、とても素敵なことではないか! むしろこれで良かったのかもしれません。お茶の水や神保町のディスクユニオン、惜しまれつつ閉店しちゃった渋谷のレコファンなど、ぼくも通うレコ屋の話が飛び出す充実の内容で、娘からもらった貴重な号として2冊まとめて大切に読みたいと思います!