• Nao Ogawa

この10年について



読者の方から、ブログテーマのリクエストをいただきました。


「いつも楽しくブログやインスタを拝見しています。

ブログで書いてほしいリクエストがあり、メールを送らせていただきます。

私は現在39歳で、2歳児(男子)の子育て真っ最中です。

Table Talkのブログを読み始めたとき、みちるちゃんは確かまだ小学校に上がる前で、

保育園に通っていたころだったと思います。

毎日ブログを拝見し、成長をブログを通して見てきたずなのに、

みちるちゃんがもう中学生になったことにあらためてびっくりし、

そういえば独身だった私も結婚をし、子供を持ち、子育てに追われる日々になったんだとしみじみ思います。 そこで、今の奈緒さんから見た10年前の自分と10年後の自分(主に子育てについて)を、

どう感じるんだろうと思いました。

というのも、みちるちゃんと私の息子がちょうど10歳違いで、

みちるちゃんの話を読むと10年後の息子はどうなっているんだろうと考えることが度々あるからです。

なので、子育てにおいて、10年後がこんな風になっているとは思わなかったとか、

10年前の自分をどう思うのかなど、今後の参考にぜひ聞かせていただければ嬉しいと思いました」


***


いざお答えを書こうという段になって、意外にも難しいお題だったことに気づきました(笑)。

この読者の方と息子さんが、わたしと娘のちょうど10歳下ということでのご質問とのこと。

ということは、これまでの10年を振り返りつつ、少し先に経験した立場として

これは意外によかったよ、ということを書けばいいのかなという解釈で進めたいと思います。


今の自分を、10年前の自分が予想できていたかというと、まったくそんなことはないです。

これほど子育てと家族との生活にエネルギーを使っていることに、昔の自分は驚くと思う。

わたしはかつて、超仕事人間でしたから、

自分がやりたいことを脇に置いて子どものことに時間を割く今の生活は想像もしていませんでした。 でもそれも、中学受験に挑んだ2年半をピークとして、

この春からは子育てと仕事の比重を再調整しているところです。 どのようなバランスに着地するかは今後も流動的になりますが、

思えば、娘が小学生になったとき、

当初はお世話になるはずだった学童保育を半年でやめた後、 小学校の6年間をわたしも子どもと一緒に当事者として過ごすと決めたことが

転機となった気がしています。 それは成り行きではなく、子どもの性格や、自分の仕事の性質から導き出した決断でしたが、

今のところ後悔はしていません。 就学前は、今がいちばんかわいい、と思いながら子育てしていた気がしますが、

なんのなんの、わたしは小学生の子育てがすごく楽しかったし、おもしろかったです。

子どもの同級生たちや先生方の顔とキャラをすべて把握し、自ら学校の活動にも参加し、 子どもが人間的に成長してきて、反抗したり、うそをついたりごまかしたりするようになって、

そうした悩みを先生やママ友や家族に相談しながら、一つ一つ逃げずに対処したことは

わたしも娘も成長させたし、親子の絆をつくってくれたと思っています。 子どもが生まれて仕事との両立が大変で、小学校に入ってひと段落、という方は多いと思うし、

わたしもかつてはそういう心づもりだった気がしますが、

うちの場合は、小学校時代が実は大変で、そのぶん大切だった、と言えるかもしれません (この先もっと大変かもよ、というツッコミはどうか今はなしで)。 でもこの時期、親がちゃんと子どもに向き合うと、子どももそれを理解しているので

やり甲斐もある気がします。 たとえば旅行とかレジャーも、物心つく前にがんばっても子どもは覚えてないんですよね……

小学校に上がってからのことは後々本人の記憶に刻まれているし、

でも中学生になると忙しくて親と出かけるどころじゃなくなるので、

やっぱり小学校時代にいろいろ思い出を増やせたら、きっといいと思います。 そういう意味でも中学受験って、親の苦悩や協力態勢がわかる年頃に子どももなっているので

めちゃくちゃ苦しいけど、一緒に乗り越える感は共有できるんですよね。

まぁ受験は別にしても、小学生って本当におもしろいんですよ。

わたしは娘だけでなく、娘の同級生、なかでも男の子たちと話すのも楽しくて、大好きでした。

子どもと触れ合っていると、おしゃれで洗練された生活でなくても別にいいや、と。

子どもと無邪気に遊べる時期なんていずれ終わってしまうので、

好きな世界や時間にこだわるのは後回しにしようと決めたのが、

自分としては想定外で、でもそれも悪くなかったよ、ということでしょうか。


とはいえまだまだ子育て中ですので、これも今に限ったお答えということで、

どうぞご理解ください。


読者のみなさま、こうして何かリクエストがあれば、お気軽にお寄せくださいね。