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執筆者の写真Nao Ogawa

一瞬の晴れ間のような



大雨による被害、コロナの感染者数、国内外のニュースのひとつひとつ。

いま目や耳に入ってくる情報は、胸が痛み、気持ちがふさぐものばかり。

こんなとき、どんなことを書いたり発信したりすればいいのか、わからなくなります。

このブログでもnoteでも、思い浮かんだことをその都度そのまま書いているわけではなく

かといって誰かからテーマを与えられているわけでもない。

だから今なにを書くことが自分のとるべき姿勢なのか、悩んでしまうのです。 そこへ、ふとめくった庄野潤三さんの本で目に留まった言葉。


「言っても仕方のないことは言わない。それより、どんな小さなことであれ、

喜びの種子になるものを少しでも多く見つけて、それをたたえる。

そのことによって生きる喜びを与えられ、元気づけられる。

そういう生き方をしたいと思ってやってきました」


わたしもこういうことをすっきりとした文体で言える人になりたい。 強くそう思った瞬間は、ずっと曇っている心に、一瞬の晴れ間が差したような気がしました。

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