top of page
執筆者の写真Nao Ogawa

心が伸びていく感じ


娘の中間試験は昨日終わり、わたしの心の荷物(といっても受験に比べたら大したことはありません)も、

一つ下りました。結果はさてどうなることやら、ですが、

しばらくは娘の尻を叩く手を休め、鬼母役から解放してもらいたいと思います。

今わたしはダイエット中で(詳しいことは明日更新のnoteに書きます)、

ひさしぶりの空腹状態を味わいながら、一方で心はどんどん満たされていく感じがします。 その理由として大きいのは、読書がはかどってしょうがない、というのが挙げられるのですが 受験本とか資料とか、必要に迫られて読む本ではなくて、純粋に読みたくて買った本を ジャンルも作家も縦横無尽に読んでいく楽しさといったら、こんなの本当にいつぶりだろう。 もしかしたら出産以降、こんなに自由な読書時間をもてたことはなかったんじゃないか、という気がします。 しかも、読む本、読む本、どれもがうれしくなるくらい「あたり」で、

読みながらハッとしたり、胸の奥がギュッとつかまれたりするたびに

自分の視界が広がって、心までが伸びていく感じがするのです。 そうだった、わたしが本を好きなのは、きっとこの感覚が好きだからで、

それは本でしか出会えないものなんだよなぁと、

一冊読み終えて満足感にフーッと息をつくたびに、毎回同じことを思ったりして。 その本の感想を、お昼前のお茶休憩の時間に夫に話し、夫も自分が読んでいる本の話を聞かせてくれて、

そうやってると、いい本と、くつろげる家と、癒してくれる緑や土があれば

それで十分しあわせじゃないかな、という気がしてくる。 刺激は、街へ出ないともらえないものではない。 家から一歩も出ない日だって、自分はこんなにワクワクできているという自信が わたしたちを内側から支えてくれている気がします。

Comments


bottom of page