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執筆者の写真Takahiro Koike

思い出の味 滝沢秀一さん


連載中の「思い出の味」で、お笑いコンビ 「マシンガンズ」の滝沢秀一さんを取材しました。芸人として活動しながら、家族のためにゴミ清掃員としても働き、「地域の品格はゴミ集積所でわかる」「ゴミの分別をしない企業は6年以内につぶれる」など、独自の視点で発信。現在はサステナビリティ広報大使としても活躍しています。


数々のエピソードにはしっかりとオチがあり、終始笑いの絶えないインタビューでした。滝沢さん自身、服は買わずに毎月レンタルをしているとのこと。取材時の衣装一式もレンタルで、自分にはこれがちょうどよいのだそう。年末年始の断捨離でゴミとして出された衣類の量がものすごかったとも…。


滝沢さんの著書を読んで、ゴミについての知識が少なすぎたと猛省しました。ペットボトルが実際にどれくらいリサイクルされているか、収集車や焼却場から排出されるCO2の量、ゴミを焼却するためにかかる莫大な税金、燃え残ったプラゴミや燃えないゴミを埋め立てる最終処分場は、あと数10年で満杯になること(満杯後の計画は、今のところ何も決まっていません)。


マンガを描くのは、奥さまの友紀さんです。「読み終えたらゴミを収集する人たちが、とてもかっこよく見えるようになりました!」と、興奮気味に感動を伝えると「うれしいです!」と喜んでくれました。


複雑すぎるゴミの分別が本当に面倒だと思っていましたが、ぼくらがやらないとむしろタイヘンなことになると気づきます。最近ではモノ自体を、できるだけ買わないようにしたいという考えにもなりました。


「日本からゴミをなくしたい」という滝沢さんの想いは、現場で働いているからこその重みのある言葉だと思います。ゴミや資源について真剣に考えるきっかけとなった滝沢さんのインタビューは、現在発売中の『栄養と料理』6月号に掲載されています。

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