新刊『伝え上手になりたい』ただいま発売中!
- Takahiro Koike
- 3月31日
- 読了時間: 2分

小川奈緒の新刊『伝え上手になりたい』が全国の書店で発売になりました。新生活が始まる春に、誰もが感じる伝え方の難しさや大変さについて、著者自身の実体験から感じ取った距離感や気遣いなどをわかりやすく言語化。ぼくはにじみやぼかしを駆使した水墨画テイストのイラストを添えて、この本を手に取ってみたくなる興味や、読後の余韻を深めるお手伝いをしています。

カバーのトリさんは家族、仲間、友人、恋人など、気持ちを伝えたい相手を描いています。身体のにじみや影の形は、モヤモヤした感情であり、ハッピーな気分でもあり、アップダウンする気持ちの変化を表現しています(モノクロですから、自分の気持ちや気分に応じて好きな色に染めることができます)

P205のイラストは恵みの雨。動物も木々も雨とたわむれ、聴こえないけど会話が弾んでいます。雨を受けた土は自然とゆるみ、空の上にある雨雲に「ありがとう!」とお礼を言っています。雨雲も「えへへ」とうれしそう!

P183のスリッパたち。自宅に3人のお客さんを招く準備ができたのか、それとも楽しい宴を終えてみんな気持ちよく帰ったのか、今日の集まりは大満足なのか、余計なひとことを言って反省しているのか。もの言わぬスリッパたちといったい何を語っているのでしょう…。

P33のソファと読みかけの本。ソファの上で寝っ転がってもよし、クッションに囲まれて自分だけのフワフワスペースを作ってもよし、ソファに足だけ乗っけて読書してもよし、読んでいる途中に小腹空いたのでお菓子を取りに行っているのか、のんびり楽しいでいたのに急に仕事が入っちゃったのか、はたまた子どもがキッチンでお水をこぼしちゃったのかも…。
今回のイラストはすべてモノクロ。できるだけシンプル。でも想像は無限大。そんなシーンをたくさん描きました。小川の文章とともに楽しんでいただけたらとてもうれしいです!
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