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執筆者の写真Nao Ogawa

杏の花のち、春の嵐

更新日:2021年3月21日



土曜日、雨のなか車を運転して、娘と中学校のオリエンテーションに出かけたのですが、

休憩時間に携帯を見ると、夫から「ものすごい雨だけど、そっちは大丈夫?」というメッセージが。

学校の広いホールにいたらあまりわからなかったけれど、 わが家や学校のある市の一帯は避難警報も出るほど猛烈な雨に襲われていて、

その頃うちの庭は水浸しになり、このままでは床上浸水しかねないと夫が一人で慌てていたようです。


そんなことになっているとは知らないわたしも、帰りの国道のあまりの雨量に恐れおののいて

全身ガチガチでハンドルを握りながら、テレビでよく見る水浸しの車の映像が浮かんだりして、 なのに娘は隣であいかわらずあいみょんを熱唱しているし。

ようやく家に着いたら、夫が足元をドロドロにしながら庭の水たまりを流す作業をしていました。


幸い、わたしと娘が帰宅したころには雨は小降りになっていて、 一夜明けたら、風は強いものの空は晴れ渡っていました。 ドロドロの庭をせっせと3人で掃除して、夕方にはなんとか元通りになりましたが、

金曜日に撮影したこの杏の花は、花びらがだいぶ散ってしまいました。撮っておいてよかったなぁ。 先週、震災から10年という節目を迎えたばかりですが、

最近は地震だけでなく、台風やそれ以外の自然災害も、想定を超えた規模のものばかり。

本当に怖いけれど、怖がってばかりではいられません。

起こることすべてが何かのサインだと思って、備えてゆくしかないですね。

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