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  • 執筆者の写真Nao Ogawa

落ち葉を掃きながら考える


昨日の未明から朝にかけての大雨にはびっくりしましたね。 娘がちょうど学校に出発する時間にあまりのザーザー降りで、期末テスト中でもあるしと、

駅まで車で送ったら、同じ状況の人ばかりのせいか駅周辺が大渋滞。 娘を駅で下ろすところまでは問題なかったものの、帰りは、たかだか車で10分もかからない距離に、

1時間以上もかかってしまって、朝ドラのはじまりに間に合いませんでした。 でも、その後は気持ちのいいほどのお天気。 ちょうど、庭師さん(見直し後に昨年からお願いしている方)が松の剪定にきてくれる日で

晴れ渡った空の下、チョキン、チョキン、とハサミの音が午後まで響いていました。 この時季といえば、毎朝毎晩の落ち葉掃きに追われるのが常ですが、 先週末、向かいのお宅の奥さん(母と同い年)とたまたま同じ時間にそうじに出て、

少し立ち話をすると、わたしが愛用するショートハンドルの竹箒をうらやましがられたので、

「よかったら今度ホームセンターで買ってきましょうか?」と申し出てみました。

すると目を輝かせながら「あら、お願いしていいかしら!お隣の奥さんの分も!」と頼んでくれたので

お使いで2本買ってきて、すぐに届けました。 ついでに、奥さんご自慢の見事な庭や、パッチワーク作品を見せてもらったり、 そういえば最近あまり見かけない旦那さんの体調の話を聞いたり。

裏の家のおじいさんも施設に入ったままになってしまったし、うちの周りは高齢者の方が多いため

これまでよりもっと意識的にご近所さんの役に立つことをしないと、と考えながら家に戻ってきました。 車で買い物に出たついでにホームセンターでほうきを買ってきただけであんなに喜んでくれるなら

他にもやれることはあるんじゃないか。たとえば通りの落ち葉を掃くついでに、 相手が気づかない程度に掃いておくとか、気負わず、相手にも気を遣わせずに、

さりげなく手を貸すくらいのお手伝いができたら、と思いました。


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