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執筆者の写真Nao Ogawa

蜜蝋ラップのDIY

更新日:2021年5月17日



新しくはじめてみて、これは楽しい、と感じたことは、

いち早くinstagramでご紹介するようにしていますが、今日は、先日投稿した蜜蝋ラップについて

使い心地や作り方を知りたいという声がありましたので、くわしく書きたいと思います。


使い捨てラップを減らすための、エコフレンドリーなアイテムとして注目の蜜蝋ラップ。

その存在をわたしが最初に意識したのは、たしか家族旅行で訪れたメルボルンでした。 2018年に『メルボルン案内 たとえばこんな歩きかた』の取材で現地を訪れた際も、 オーガニックスーパーや雑貨店では当たり前のように売られていて、そのたびに手を伸ばすものの、

値段の高さに躊躇している間に買い逃してしまったのです(たしか3枚セットで4000円以上した記憶が)。

その後、日本でも話題にのぼるようになり、気になって調べたら、

蜜蝋ラップを手作りできるキットを販売するメーカーサイトを見つけたので、

蜜蝋だけをお試しで購入(生地は山ほどあるので)。

そのメーカーのサイトや同封されていた説明書のほか、わかりやすい動画サイトもたくさんあるため、

見ながら作ってみたら簡単にできました。

材料は、蜜蝋と生地、アイロンとアイロン台、新聞紙、クッキングシート、はかり(キッチン用でOK)。

ピンキングばさみを使うとギザギザに切れますが、なければないで大丈夫。

生地の重さを測り、その3倍程度のミツロウを使うため、

なるべく薄くて軽いコットンを使うとたくさん作れます。また、ロウがしみこむと厚みが出ますから、

仕上がりの使い勝手も、薄手の生地の方がいいようです。

わたしが使ったのは、娘が小さい頃に服を作ったリバティプリントの生地や、 CHECK&STRIPEの80番手の糸のコットンなど。

こうした細い糸のしなやかで薄い生地なら、蜜蝋だけでもきれいにコーティングされましたが、

少し厚手だったり粗めの素材感のものは、オイルも使った方がよさそうです (蜜蝋ラップの作り方を紹介するサイトには、材料にオイルが入っているものもあるので、 次はその作り方を試してみようかと思っています)。 また、ブロックプリントの生地は、ロウをコーティングするときのアイロン熱で色落ちするハプニングも。

生地によってはアイロンの温度に注意が必要ということもわかりました。

わたしの場合、手持ちの余り布を有効活用したかったのでDIYを選択し、

その結果、買うよりはお手頃につくることができました

(目安として:蜜蝋 150gで約1500円、ラップは20cm四方のものが8枚程度)。

メルボルンで手にした商品や、国内でもこだわって製造販売しているメーカーさんのものは、

オーガニックコットンの生地に染料も自然で安全なものを使うなどの工夫がされていて、

それゆえの価格だと思います。安全性優先でそうした商品を選ぶのももちろんいいでしょうし、 大切なのは、こうした道具を楽しく取り入れて、使い捨てのプラスティックゴミを減らすこと、

そして実際にゴミが減ることの清々しさを体験することだと思っています。


この蜜蝋ラップ、使い始めて2週間ほどですが、わたしはとても気に入っているし、家族にも好評です。

わが家は主に、残ったおかずの皿を冷蔵庫にしまう際のフタとして使う(写真1枚目)のと、

レモンやきゅうりや大根など、野菜の切り口をカバーするのに使っています。 そうすると、サイズも10cm〜20cmくらいがいちばん出番が多く、

大きめに作ったものは、ハサミで4等分にして、増えた分は姉や母にあげたり。


ロウは熱に弱いので、汚れたら水洗いしてすぐにクロスで拭き、電子レンジも食洗機も使用不可です。

でも今のところ、冷蔵庫内での乾燥を防ぐ目的で使っている分には、

とくに使いにくさや手間として面倒だと感じることもありません。


ご興味ある方は、ぜひ参考にしてくださいね!


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