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執筆者の写真Nao Ogawa

中学生シェフの料理修業


インスタグラムですでに何本かpostしている、娘の料理風景。 いろいろコメントをいただいていて、なかには「うらやましい」や「立派です」といった声も

ちらほらありますが、いやいやみなさん、誤解なきように! ものすごくレアな風景だから写真を撮っているわけで、これがブームやイベントで終わるか、

定着するかは、まだまったく不透明ですから……

とりあえず今は、インスタにハッシュタグをつけてシリーズ化していること、

みなさまからのあたたかいコメントを見てニンマリとなることが、 シェフのやる気の源となっているようです。

このまま順調に料理好き、料理上手として成長し、

来年あたりには気軽に「今日の夕飯よろしくね!」と任せられるようになる、なんて

甘いことを考えているわけではさすがになくて、でも、

将来、娘がひとり暮らしをしたり、海外に長期ひとりで暮らす、なんてことになったとき、

そのとき料理がさしてできないとしても、

これまで料理をしたことがあるか、ほとんどないかの差は大きいと思うのです。 実際にわたしがそうで、ちゃんとやるようになったのはやっぱりひとり暮らしをしてからだったし 実家にいる間はたいしてやらなかったんですが、でも、やったことは何度もあった。

だからおいしいかどうかは別にして、レシピを見ながらやればできる、ということは

少なくとも知っていて、それがよかったと今でも思っています。

今わたしが意識しているのは、シェフが台所に立つ時はなるべくその場にいないようにすること。

親が隣にいるとどうしても「お手伝い気分」になってしまい、

それだと達成感を得られないし、ほめられても自分事として受け止められません。

なので「本を見て、その通りにつくって、どうしてもわからないところは聞くように」としています。



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