連載中の「思い出の味」で、映画監督の中江裕司さんを取材しました。『ナビィの恋』や『ホテル・ハイビスカス』など沖縄を舞台にした映画で知られています。
京都生まれで、琉球大学入学を機に沖縄に移住。映画監督でありながら、那覇市の映画館「桜坂劇場」を経営し、インタビューも沖縄愛にあふれていました。トレードマークの沖縄アロハもよくお似合い。
最新作は本日公開の『土を喰らう十二カ月』。沢田研二さん演じる小説家と編集者役の松たか子さんがとにかく素敵です。料理は土井義晴さん、音楽は大友良英さんというぜいたくな映画で、手料理はもちろん器や素材、風景、季節、すべてが本当に愛おしく美しい映画です。
原案である水上勉さんの料理エッセイ『土を食う日々』と『精進百撰』も面白かったので、すっかり精進料理にハマってしまいました。
ゼロから畑を作り、井戸水を引き、米は羽釜で炊く。料理のシーンはすべて一発撮り。 映画館で観たら、きっとお腹がすくに違いありません。ぼくらも夫婦で観に行きます!
新作映画への想いを存分に語っていただいた中江監督のインタビューは、ただいま発売中の『栄養と料理』12月号に掲載されています。
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