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  • 執筆者の写真Takahiro Koike

20年前の世界へ


2001年に公開され、現在再上映中の映画『ゴーストワールド』を観に行きました。スマホやSNSのなかった時代のユルいアナログ感が心地よかったです。公開時のぼくは人生どん底の真っ暗闇で、映画に行く余裕すらなく毎日必死に生きていたため、何をしてもうまくいかない主人公に大いに共感。客層は主人公と同世代の女の子2人組やぼくと同世代、シニアの方々と幅広い年代に大盛況でイイ感じです。


観終わると次の上映会に並ぶ片桐はいりさんのお姿を発見! 以前片桐さんにインタビューしたとき「池袋や早稲田の映画館で会う確率、めちゃ高いです!」とお伝えしたら、「そういう人、本当に多いのよねぇ」とうれしそうに笑っていました(片桐さんは映画館のもぎりのバイトをしていて、現在も定期的にもぎってます)。


映画を観た後は、夕暮れ時の渋谷を散策。駅前は新しいビルや通路が完成し、すっかり変貌を遂げています。 


ヒカリエから渋谷を見下ろすと、バスがおもちゃみたいに見えます。大型ビジョンが連携していてビックリ!


明治通りを渡り、建設中の新ビル~楽器店街を横目に246方面へ。くるりのPV『ワンダーフォーゲル』(2000年リリース)に登場した歩道橋はすっかり新しくなって、歩きやすくなっていました。



ぐるっと1周して109前の交差点に到着。けっこうな運動になりますね。永谷園のビビッドな配色がキレイ。




夜は渋谷でライブでした。元andymoriの小山田壮平さん元たまの柳原陽一郎さんの2マン! どちらも歌心があり、お2人の歌声も大好きなので、まさに夢の競演でした。たまは学生時代からライブに通っていますし、小山田さんはぼくと娘がandymoriの大ファンで、初めて観たけどもう最高でした! 2人の弾き語りによる「さよなら人類」や大名曲「1984」が生で聴けて幸せを噛みしめました。歌詞が真っ直ぐに届くフォークミュージックがやっぱり好きです!


会場のduo music exchangeはちょうど20周年記念で、この日のぼくは映画と音楽で気持ちよく20年前にタイムスリップしてきました。少し若返った気がして、とてもいい気分です。



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