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  • 執筆者の写真Takahiro Koike

『おかえりモネ』のおかげ


放送中の朝ドラ『おかえりモネ』の影響で、すっかり気象に夢中です。朝のウォーキングでは、欠かさず雲の流れや風向きをチェックし、今日がどんな1日になりそうかを予測しています。


微妙な心情や抱える悩み、これまでに味わってきた喜びや悲しみを、直接的なセリフやナレーションに頼らず、俳優さんたちのそれはそれは細かな表情と独特の間で表現するのが『おかえりモネ』の真骨頂です。心を奪われた15分があまりにも濃密な朝は、その流れでこのサントラ盤を聴いて仕事を始めています。


モネを取り巻く俳優さんたちの名演に加え、じっくり丁寧に作り込まれた朝ドラならではの演出を味わうことで、活気あふれる1日が始まります。どの世代のどんな仕事のどこに暮らす人でも、それぞれに共感できるのは、一人ひとりのキャラクターの描き方がとことん秀逸なのでしょう。おかげで仕事ははかどり、これまで以上に気象に興味が湧き、天気予報に登場する予報士の方たちが、キラキラ輝いて見えるようになりました。



高木正勝さんが紡ぐ、やさしくて力強い音楽が劇中に流れると、感動は倍増します。坂本美雨さんが歌う『天と手』は、無条件に涙があふれ出しますし、アン・サリーさんが歌う『おかえり』や『小さな想い』は、子どもの頃に戻ったようなやすらぎと安堵感に包まれます。これからもずっと聴き続けたいと思える大切なサントラ盤になりました。


あぁ、あと1か月。みんなどうか元気で無事に、そして絶対に幸せになってほしいと心から願っています。



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