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  • 執筆者の写真Takahiro Koike

ありが父ちゃん


きのうは父の7回目の命日でした。それを知ってか、来年スタートする新連載に掲載予定の、父の似顔絵イラストをいま描いています。励ましの手紙を父に渡した娘は、この時まだ保育園。父は緑内障のためサングラス姿ですが、孫娘とのうれしい再会に笑顔でピース。入院先の病院で少々緊張しながらも、必死に笑顔を作ってくれた娘。ぼくはこの2人の写真が大好きです。



原画を保管するマップケースの上は、ぼくにとっての神棚や聖域のような場所。これまで影響を受けたものやパワーがもらえるアイテム、思い出の写真を並べています。父は名古屋の三越に勤めていました。敬愛する細野晴臣さんのカセットブック『花に水』、上田義彦さんの映画『椿の庭』や、古いラジカセなどなど。ここを通りかかるたびに、写真を眺めてニッコリするのがぼくの習慣です。


父がいなくなって7年、本当にいろんなことがありました。名古屋のお墓にはなかなか行けませんが、家族はみんな千葉で元気にやっています。家には仏壇がありませんので、縁側でお線香をあげて、父やご先祖たちと日々対話をしています。ぼくが困っている時には、父が近くに来て手を差し伸べてくれるような、そんな不思議な感覚もこれまで多々ありました。いつもありがとうちゃん! これからも応援よろしくね。



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